患者さまの声

大和田さん

大和田さんインタビュー

8時間透析であたりまえの幸せを

「長時間透析と自由食」との出会い

透析導入以前、私は血圧専門の病院に通っていました。ある日「良い先生が いるから、行ってみてください」と紹介してもらったのが金田先生でした。初対面なのに、気さくに話しかけてくれたり私の話を真剣に聞いてくれたり、とても患者思いで信頼できる先生という印象を受けました。「この先生について行きたいな」と、なんだか一目ぼれしてしまった感じでしたね。それから7 ~8年後、金田先生が草木台に開院すると聞き、すぐに転院を決心しました。しばらくは外来患者として、かもめクリニックに通院していたのですが2年ほど経った平成10年10月28日、透析を導入することに決まりました。

「好きなものを食べて、お水が飲める」
あたりまえの幸せを実感

透析患者の方の多くは、食事制限や水分制限に苦しんでいると思います。私も以前、水分制限が必要だった時期は、水の音が聞こえただけで気になって仕方なくなるほど水に飢え、ストレスが溜まっていました。かもめクリニックで8時間透析に切り替えてからは、いつでもお水を飲めて、制限食の頃には味わえなかった生のメロンやバナナも、少量ですが食べら れるようになりました。食べたいものを食べて、いつでもお水が飲める。当たり前のことですが、とても幸せだなと実感しています。

透析中に安心して寝ていられるのも
かもめクリニックだからこそ

透析のある日は自宅から送迎バスでかもめクリニックへ向かいます。朝からみんなで和気あいあいと楽しく過ごしています。透析開始から1時間半くらいの間は、同じ部屋の方とおしゃべりして過ごします。それから、横になってテレビを観たり、読書をしたりと自由に過ごしています。お昼前くらいに先生が回診に来てくださるのですが、この時間帯が一番眠いんですよ。昼食を済ませたら、すぐにお昼寝してしまいます。透析中でも安心して眠っていられるってことも、かもめクリニックの良いところかなと感じています。

8時間透析の効果を再認識した
東日本大震災での避難生活

東日本大震災の時は本当に大変でした。どこの施設も多くの患者を受け入れていたので、避難生活中、普段どおりの透析を受けることは不可能ですが、スタッフの方々のおかげで、なんとか3時間前後の透析を受けることができましたが、血圧が上昇してしまい普段は飲んでいない降圧薬を服用しました。普段とは違った環境で体調を崩す方も多かったようですが、私は普段からしっかりと食べて体力をつけていたので、なんとか乗り切ることができました。しばらく経って、大津港で8時間透析を受けることができたんです。その時は久々に身体がすっきりしました。8時間透析の効果を改めて実感した瞬間でしたね。

長時間透析を取り入れる施設が
もっと増えてほしい

私には透析を受けている親戚が2人います。できれば私と同じように8時間透析を受けてほしいのですが、近くに可能な施設がないため勧めることができません。おそらく、同じように長時間透析をしたくてもできない方がいると思うんです。そんな方々のためにも、かもめクリニックのような取り組みを実施する施設が増えてほしいなと感じています。もし身近に8時間透析を受けられる施設があるなら、ぜひ一度試しに受けてみて欲しいと、そう思います。

患者さまインタビュー 大和田さん

かもめクリニック(いわき)