私たちについて

上席副部長  新井

透析液の清浄化や透析装置の管理を介した安全な医療を提供する臨床工学技士。機器の管理だけでなく、穿刺(せんし)などでも透析患者の方と接する機会が多いため、健康の話や日常の話題を通した明るいコミュニケーションで、親しみと信頼を持っていただける関係を築いています。

食事制限のない“自由食”だから、
美味しいお酒やお食事の話題が盛ん

かもめクリニックは長時間透析なので、その分透析患者の方とお話をできる時間や機会が多くあります。症状についてや健康の話に限らず、私の家族のことを気にかけていただいたり、美味しいお店を教えて貰ったりと、話題も様々です。当クリニックの治療方針が“自由食”のため、透析者の方と同じ目線で食事やお酒の話ができます。一方、医療機器の専門家としても、尋ねられたことにはきちんと向き合い、丁寧に説明しています。

透析後の帰る時もスタスタと
皆さんすごく元気で顔色が良いですね

長時間透析は短時間の透析より身体への負担がかからず、短時間透析の場合に起こりがちな身体のしんどさもないので、透析後颯爽と帰っていかれます。顔色も良く、働いている方は職場でも「透析患者に見えない!」と言われるほど元気な方が多いです。かもめクリニック入職前に長時間透析のメリットを勉強して頭では理解していましたが、実際に当クリニックの透析患者さまの元気な姿を見て、実感できました。

膝に優しいじゅうたんの床や、
深夜でも安心の脈拍感知センサーを導入

かもめ・みなとみらいクリニックでは、昼間の長時間透析のほかに、睡眠時間を利用した深夜透析も実施しているため、就寝中の脈拍データを確認できる脈拍感知センサー「スリープスキャン」を導入しています。また床がじゅうたんになっているためクッション性があり、足腰が弱い方でも歩くときに足や膝にかかる負担が少ないと思います。より安全で快適な透析ができる設備環境を整えています。

「自分に必要だからここへ来ている」
という意識で前向きな透析を

かもめクリニックの透析患者さまの素晴らしいところは、自分の身体や健康に対して積極的に勉強し自分に必要な透析だからここへ来るのだという強い意識を持ってらっしゃるところです。当クリニックの理事長である金田先生は「長時間透析研究会」の会長でもあるのですが、金田理事長がこの学会で登壇される際、当クリニックの患者さまたちがバスをチャーターして東京まで講演を聴きに行ったりもしています。また年末年始の食事会や秋の旅行など、「患者会」として透析者の方が自ら企画するお楽しみイベントも行っておられます。透析患者と医療者という垣根を越え、共に勉強し一緒に同じ食事を食べる。このように治療方法も接し方も他の病院とは大きく違う点に、始めて来られる方は驚かれるでしょう。「透析治療はつらい」という先入観から脱却して前向きにアクティブに長生きしながら透析と付き合っていく、当クリニックの治療法を多くの人に知ってもらえたらと思っています。